今日は本のご紹介です。
著者はロン・クラーク氏。
子どもの頃に習得しておくべき社会のルールを分かりやすく説明してくれています。
よく読んでいくと、アメリカ人が書いた本なのに「武道精神」に近いことばかりが記述されています。
試合で勝ってもガッツポーズをしたり雄叫びをあげたりしないのは、武道家である私たちは当然のこと。
しかし、「なぜダメなのですか?」と保護者様からご質問頂くこともあります。
なぜなのか?
それは、社会のルール(相手を思いやる心)だからです。
挨拶・返事・後始末、それを「躾(しつけ)」と言います。
大会でご来賓の方が挨拶されている時、お話されている方の方を見てきちんと話を聞く。
先週の丸亀市錬成大会では、実は子どもたちの方がきちんと出来ていました・・・
「きちんと挨拶をしなさい」という指導が、「パワハラ」になる世の中になってきました…
稽古中、勝手にトイレに行く、勝手に水を飲みに行くのはマナー違反。
それを分からないという人も最近は少なくありません。
代行指導の先生が指導の際、ふざけまくる子がいるといつも報告があります。
残念です。
厳しい事を書き連ねてきましたが、
最も理解して頂きたいことは、
「人生を楽しむ」という事です。
でも、人生にはルールやマナーがあります。
ルールとマナーを守って、
今日という日を楽しんでほしい。
なろうと思って努力している姿に、
努力の量が足りていれば必ずなれます。
保護者のみなさま、
幼いお子さんにも読みやすい本になっていますので、
ぜひお子さまに読ませてあげてほしいと願います。