暑い!!

太田道場で、前々からしたいと思っていた稽古をしました。
「足先の造り」の稽古です。
基本・移動の形が上手くても、実際に標的に当てる手先や足先が出来ていないと威力化出来ないばかりか、ケガにつながってしまいます。
昔の空手家は、三戦の型と部位鍛錬(手先、足先を造る稽古)を三年こなしてから、ようやく正式に入門が認められたといいます。今は時代が違うので同じようには出来ませんが。
太田は子供相手なので、硬い巻きワラや砂袋を打たす訳には行きませんので、足先を意識した空蹴りと軟らかいミットを使用した打ち込みをさせました。飽きないように工夫しつつ…
そうすると、器用だと思っていた子が出来ていなかったり、意外な子がバッチリ出来ていたりしました。私も新しい発見がありました☆
上達するには、コンスタントに続ける事が一番です。
コンスタントに続けるためには、ケガをしない事が一番!!
ケガは二種類あって、やられるケガと自爆のケガ。
部位が出来ていれば、自爆のケガはなくなります。基本がしっかり身についていれば、まともにやられることもほとんどなくなります。気を抜かなければですが。

指導者として一番大切な事は、チャンピオンを作ることでもなければ、支部道場の数や生徒の数を誇ることでもないと思います。
「生徒にケガをさせないこと」が最も大切なことだと私は考えています。
もっとも、我々の流派はママゴト流派ではないので、過剰な防具は着けません。
防具が必要無い体を、また、体の使い方を教えます。

保護者の皆様、夏が近づき暑くなってきました。道場に置いてあるファイルに以前の道場新聞が保存してあるのですが、熱中症の事を書いてある号があります。今一度目を通しておいて下さいませ。
稽古前に十分な水分の補給をお願いします
喉が渇き始めてからでは遅すぎます。小さな子供は熱中症の知識も無いし、自己管理も出来ません。その上、体温も高く汗かきです。
私も機を見て水を飲めと言ってはいますが、本当の意味での予防は保護者の皆様しか出来ません。よろしくお願い致します。