そして午後の部。
黄帯以上の少年部と、全ての帯の一般部のみなさんが対象の審査会でした。
「試験」ではなく「審査」です。
ニュアンスの違い、分かりますかね?
どちらの方が難しいとか、どちらの方が価値がある、
とかいうモノではありません。
目の前に設けられた、
自己を磨く機会を利用して、
自分に負けず、逃げず、真正面から挑み、
価値のあるクリアの仕方をした。
それができれば合格なのが「審査」なのだと私は考えています。
「試験」は画一的な合格ラインがあり、それをクリアできれば、みたいなモノかと。
人によれば、フラフラになるかもしれないけど、実力のある人にとっては余裕でクリアできてしまったり…
「道」のつくものには、大抵の場合「審査」があります。
「試験」ではなく。
そこに深みがあるのだと思うし、「価値」というものが生まれるのかと思います。
価値とは、あるとかないとかではなく、自分自身で作り上げるものなのでしょう。
「価値ある経験」を、みなさん得ることが出来ましたでしょうか。
さて。
今日の審査会に、受審者ではないのにかけつけて下さいましたみなさん、誠にありがとうございました。
そのお気持ちも、「道」なのかと思います。
個人主義、利益至上主義の人も多い昨今ですが、
「道場」だけは、そうなってしまってはいけません。
感動の多い一日でした。
みなさん、ありがとうございました。