冬季昇級・昇段審査会 その2

そして午後の部。

黄帯以上の少年部と、全ての帯の一般部のみなさんが対象の審査会でした。

「試験」ではなく「審査」です。

ニュアンスの違い、分かりますかね?

どちらの方が難しいとか、どちらの方が価値がある、

とかいうモノではありません。

目の前に設けられた、

自己を磨く機会を利用して、

自分に負けず、逃げず、真正面から挑み、

価値のあるクリアの仕方をした。

それができれば合格なのが「審査」なのだと私は考えています。

「試験」は画一的な合格ラインがあり、それをクリアできれば、みたいなモノかと。

人によれば、フラフラになるかもしれないけど、実力のある人にとっては余裕でクリアできてしまったり…

「道」のつくものには、大抵の場合「審査」があります。

「試験」ではなく。

そこに深みがあるのだと思うし、「価値」というものが生まれるのかと思います。

価値とは、あるとかないとかではなく、自分自身で作り上げるものなのでしょう。

「価値ある経験」を、みなさん得ることが出来ましたでしょうか。

さて。

今日の審査会に、受審者ではないのにかけつけて下さいましたみなさん、誠にありがとうございました。

そのお気持ちも、「道」なのかと思います。

個人主義、利益至上主義の人も多い昨今ですが、

「道場」だけは、そうなってしまってはいけません。

感動の多い一日でした。

みなさん、ありがとうございました。