ゴールデンウィーク特別企画として、一般部の香川合同稽古を坂出道場にて実施しました。
羽原分支部長の号令で準備体操、基本稽古、補強運動からスタート。
後半は私へバトンタッチ。
まずは武術として必須の、護身術系統の技術から。
初歩の考え方から導入し、段階を経て短刀捕り1・2まで。
その後、その感覚を持った状態で試合ルールの組手の指導へと。
今日のテーマは、「目に見えないものを感じとる」ということで進めさせて頂きました。
殺気、悪意、敵意。
そして、
ウソ、大げさ、紛らわしいを感じとる事。
何よりの護身術です。
それに対し、どうするのか。
技の引き出しは多い方が良いです。
完封も良いですが、
気付かないフリで泳がせるのも有りかもしれません。
そして、ここぞという時に一気に・・・
そのような稽古としました。
目に見えるものだけではなく、真に気付く能力。
実はみなさん備え持っています。
今日はその能力を導き出し、
技へと昇華させる稽古を行って頂きました。
組手競技の技術は光陰矢の如しです。
常に進化しています。
その技術の進化は、判定基準の変化に伴っています。
50年前の全日本大会、40年前の全日本大会、30年前の全日本大会。
それぞれ、今とは判定基準が全く違います。
ちなみに、5年前でも随分違います。
完全決着という意味では、古い年代の大会の方が良いかと思います。
延長5回とかありましたから。
ですが、選手の健康を考えるなら、
近年の大会方式がベストなのかもしれません。
僅差でも、差が着いた時点で勝敗が決する、と。
では、現代で勝つために、そのような戦い方にしていかないといけません。
今日はそのような指導もいたしました。
本日の稽古に参加のみなさん、お疲れ様でした。
前列の6名(男子3名、女子3名)がJFKO全日本大会出場者です。
普段は一緒に稽古する機会が無いですが、今日の稽古で仲間意識が一気に高まったかと思います。
大阪で共に頑張ろう!
そして来年の香川県大会の一般上級の部は、
この6人で上位独占出来るよう、この1年の稽古を頑張ってほしいです。
心、極める。