冬季昇級・昇段審査会 その4

そして、おとはの昇段審査も。

結果、初段昇段☆

思い返すと、入門時からとっても活発な女の子でした。

同級生や少し年上の子に、強い子が多くいました。

そんな相手にも、組手稽古時にはガンガン向かっていき…

相手も本気で打ち返し…

稽古の度に、うずくまって泣いている彼女がいました。

倒した相手に、

「女の子が相手なんやから、もっと考えて攻撃せんか!」と叱ると、

「おす…。だって、おとははメチャクチャ思いっきり攻撃してくるけん…」と。

中には、からかうようにして、おとはにだけ強い攻撃を入れる子も一部にいたことは確かです。

こんなに組手でやられていたら、可愛そうやけどこの子は続かんかな…と、私は正直なところ、思っていました。

が、稽古を休まず、毎回ニコニコ笑いながら道場にやってきて。

2年後ぐらいには、彼女に対してイジワルな組手をしていた男の子たちを寄せ付けないぐらいの強さになっていました。

彼女は覚えていないかもしれませんが、こんなことがありました。

おとはが、そのイジワルな子を相手に組手稽古をしていた時です。

バンバン中段や下段を入れ、両手のガードが下がり、泣き顔になっているところに上段を入れ…

その時は彼女を叱りました。

「もう完全に腹や脚が効いてるし、おとはの方が強いんだから手加減せんか!」と。

でも、心の中では「強くなったな。偉いぞ。」と思っていました。

ほどなくして、おとはにやられるようになったからかは分かりませんが、イジワルな子たちは続々と退会していきました…★

道場の経営的な問題はさておき★、明るく稽古して強くなっていく彼女の姿を頼もしく思ったモノです。

生徒が減ったことはさておき★★★

これからもドンドン大きな大会で活躍したり、指導にも入るようになって、女子道場生の憧れの先輩として活躍してくれることを希望しております♪

さて。

審査会では、全ての科目に対して真摯に立ち向かう姿が印象的でした。

拳立て伏せ100回の時点で、私は涙腺が緩んで…

ジャンピングスクワット100回、型12種類、途中で集中力が切れかけた場面もありましたが、最後まで強い気持ちでやりきりました。

10人組手では、2人が茶帯女性、8人が黒帯男性という布陣の中、最後まで伸びのある蹴りを出し続け、見事にクリアしました。

10人組手の終盤、

入門してすぐの頃の姿や、

試合で勝ち始めた頃の姿や、

大会で上位入賞するようになった最近の姿、

9月の徳島大会で優勝した時のことなどが頭に浮かび…

そんな風になっている自分に対し、

もう一人の自分が「親でもないのに」と★

ご両親さま、いつも多大なご理解をありがとうございます。

22日の忘年会ですが、忘年会と合わせまして、「かずや・おとは昇段祝賀会」も併催となりました♪

当日、ゆっくりお話できたらと思います♪♪♪