目標にしていた秋季審査会と丸亀市空手道錬成大会を終えての本日。
2週間連続の試練を乗り越えたみなさん、お疲れ様でした。
保護者のみなさまもお疲れ様でした。
息子、娘がとても良い経験を積むことが出来ましたとの感謝のお言葉、なによりも嬉しく思います。
少し心を休めて、次なる目標に向けて頑張りましょう。
黒帯の運営協力をしてくれたみなさん、ありがとうございました。
みなさんの後輩への暖かい想いが、
道場をただのスポーツ施設ではなく、
人を育てる道場という場にして行きます。
このような思考になれる先輩のみなさんは、強くて優しい筋金入りの人間(黒帯)です。
そんな中、「どうしたら強くなれますか?」とのご質問を大会後はいつも多数頂きます。
私はいつも同じ回答をします。
「勝っている人、優勝している人の真似から始めたら良いと思うよ」
まずは稽古回数から真似してみましょう。
そして稽古の取り組み方も。
今大会で複数部門で優勝したある子は、
週2日・3クラスの道場稽古と、週1回の選手クラスに出席しています。
週3日道場に通っているということです。
年5回の四国・岡山合同稽古や、不定期の朝練や午前中稽古には全て参加しています。
稽古する本人が一番大変だと思いますが、保護者様の送迎も大変です。
でも、お子さんに強くなってほしかったら、この協力は必要不可欠です。
そして稽古後は栄養のある食事。
稽古の無い日は学業もしっかりと。
なぜ勉強も大切なのかを説明します。
まず初めに、勉強と運動では脳の主に使う場所が違います。
上のイラストだと、左側に「前頭葉」と称される部位があります。
実際の人間だと、おでこの中の部分です。
こちらには、体を動かすための「運動野」や、
発語の中枢である「ブローカ野」、
脳内の保存されている情報を集めて物事の計画や意思決定を行なう「前頭連合野」が存在しています。
運動では、前頭葉を使います。
頭のてっぺんから後ろにかけての「頭頂葉」は、刺激や痛みを感じるための「感覚野」と、計算や文字の読み書きといった機能が備わっている部位です。
学業で最も使う部位になります。
その他、「側頭葉」には、聴覚の中枢やウェルニッケ野とよばれる言語理解の中枢があり、
「後頭葉」には視覚の中枢が存在しています。
前頭葉を主に使用している時(運動している時)、頭頂葉(勉強の脳)の疲労が取れるそうです。
反対に、頭頂葉を主に使用している時(勉強している時)、前頭葉(運動の脳)の疲労が取れる、と。
試験期間中などでずっと勉強している時、息抜きに軽く運動をして気分がリフレッシュした経験はありませんか?
脳のメカニズム上、軽く運動をした事によって、頭頂葉の疲労が取れたからなのです。
幼いうちは、「前頭葉」(運動)を刺激することで「頭頂葉」(勉強)の発達が促進されるといわれています。
幼いころに運動をする事は、勉強が出来るようになる脳も発達するということなのです。
幼い頃の運動、とても大切です。
その運動ですが、体の発達やバランスを考えると、
左右対称に体を動かし、柔軟性・筋力・心肺機能が鍛えられ、かつ強い精神性を養うことができ、
いざという時に自身の身や大切な人を守れるモノが良いと私は思います。
となると、「空手」ですね☆
話を戻します。
お子さんの送迎や食事の用意など、そんなの大変だから出来ない、と考えないでください。
親がお子さんの成長を手助けする時間など、本当にあっという間に終わります。
永遠ではないのです。
当たり前のように一緒に暮らしている今の時間、終わる日が必ず来ます。
私事ですが、長男が高校生になり、一緒に暮らす時間に終わりが見えてきました。
嬉しいことに高校生になっても空手を辞めずに続けてくれていますが、
道場で彼と共に稽古できる日も、最後の日に向かって一日一日減って行っています。
もう大きくなったので、お小遣いが欲しい時ぐらいしか近寄ってきてくれなくなりましたが、
親として子育てできるあと僅かな時間を大切にしたいと思っています。
閉会時にお話しさせて頂きましたが、子は育てたように育ちます。
愛情いっぱいで、かつ厳しさも併せ持って育てられた子はそのように育っています。
(愛情をかける事と甘やかす事は似て非なるものです)
お仕事や家事もあり、本当に大変です。
でも、終わる時があります。
将来、必ずお子さんに感謝されます。
私も父親として頑張りますので一緒に頑張りましょう。
空手の技能・技術については、プロの私たちにお任せください。
道場に来る日数が増えれば、確実に上達速度も上がります。
家での自主トレメニューのご相談があればお尋ねください。
高松東道場・キッズクラス。
いつも真面目に頑張っているかずとくん、入賞おめでとうございました!
ジュニアクラス。
こうたくん、長年の継続した稽古の成果が出ましたね。
初優勝おめでとうございました!
高松中央道場・スパーリングクラス。
高温・高湿度の中、大会翌日でもみなさん頑張りました。
次の目標に向かって努力あるのみです。
高松北教室。
欠席者多数でしたが、その分細かいところまで指導できたので良い稽古となりました。
丸亀南道場。