シニアの空手道

5月で30℃超が珍しくなくなってきた近年です。

私の道場では、道場内室温が30℃を超えている場合と、

熱中症警戒アラートが発令されている場合は、

子どものクラスは上着不要として、Tシャツでの稽古参加可としています。

大人のクラスにつきましては、

稽古強度を下げたり、

外休憩を増やしたり、

時間を短縮するなどして、

明日のお仕事の支障にならないよう配慮しております。

 

夏の稽古を乗り切ると、ホントに強くなります。

というか、夏の稽古を乗り切る事が全てかもしれません。

夏を乗り越えれば、年内のいつでも稽古出来ますから。

 

やらない理由を作ること、サボる理由を作ること、いくらでも出来ます。

 

でも、やる。

 

それが、心を磨くという事だから。

 

子ども初・中級クラス。

基礎固めを今日もしっかりと。

子ども中・上級クラス。

前半は基礎体力をしっかりつけるトレーニング。

中盤は型。

後半は組手。

大量発汗して頂きました🎵

ゼネラルクラス。

今日は全日本大会が終わって最初の稽古なので、基礎の基礎を見直して頂く稽古から。

準備運動を、説明を入れながらじっくりと。

実は、きちんと出来ている人は少なかったりします。

「極真体操」というネーミングなのですが、これもあまり知られていません。

ただのウォーミングアップではなく、極真空手の稽古を始めるに当たっての予備運動であります。

これがきちんと出来ていたら、基本稽古もすぐに習得できます。

苦手な体操がある方は、自主トレして下さい。

 

基本稽古も説明をたくさん加えながらとしました。

そして移動稽古は型稽古と統合して実施。

「太極その1」をベースに、

普通、裏、逆、逆の裏と。

更には足技太極と続いていくのですが、足技の前で終了としました。

型・太極その1で学ぶ事、とてもたくさんです。

そしてそれらは、

手技の選択肢が少ない、フルコンタクト空手競技で必要な身体操作を学べるのです。

 

その「気付き」を得た状態で、2種類のビッグミットトレーニングへ。

更に、その身体操作でスパーリングへと。

学べる事の楽しさと幸せさ。

今宵もお楽しみ頂けたかと思います✨

 

私は約40年、空手道の稽古をしています。

毎日の、

というか、

今朝の稽古でも気付きや発見があったりします。

今は、稽古に来てくれるみなさんの師として恥ずかしくないよう、

何歩も何十歩も何百歩も前を行ってないといけないと思い、

日々の稽古に取り組んでいます。

それは義務感でやっているのではなく、

面白いから。

 

空手道の稽古は、技術が多岐に渡るので全てを網羅するのはとても難しいです。

だからこそ、やりがいがあります。

 

本日、還暦の方が見学に来られました。

大歓迎です。

空手道の稽古を始めるのに、遅すぎるとかはありません。

やりたいと思った時が適齢期ですから。

 

シニアの方の稽古のテーマは、「昨日の自分より強くなる」です。

では「何が?」か。

何でも良いのです。

「体力」

「技能」

「気力」

そして、「継続力」でも。

 

これからの近年は、人生100年の時代になります。

医療が発達していますから、老人が死なない世の中になるのです。

長寿になるので、

それはそれで喜ばしい事ではありますが、

寝たきりで晩成を長く過ごしたくないですよね。

強い足腰、はっきりとした意思・頭脳をもって、100歳を迎えたいかと。

そのためには、若い頃から鍛えておかないと。

60歳は、まだまだ入り口ですよ!

 

精神を磨くことを第一に置き、

そして安全でありながら、

きちんと心身を練磨できる新極真会の空手道、

私は最適なツールだと認識しています。