40℃

ついに大台に乗ってしまいました。
高松市内の最高気温は37.8℃で、観測史上二位の記録だそうですが、我が道場では38℃は普通の室温です。
しかし、今日の道場室温は40℃でした。
38℃では暑いと思わない私ですが、今日は暑かった。
もう一回言いますが、本当に暑かった。
オマケに古傷の悪化があって、今日の指導はしんどかったです。
無理して手本を見せようとして、スッテンコロリンしてしまってカッコ悪かったです(>_<)
医者からは猛烈に手術を勧められているのですが、みんなの顔を思い浮かべると入院は出来ないです。

手術の話は置いといて、先月は見学と体験入門の子が結構いたのですが、残念ながら入門率は低かったです。
体験入門をしたのに入門をしなかった子がいると、私は凄く落ち込みます。
なぜなら、稽古指導にはそこそこ自信を持っているのですが、それが否定されたという事になりますので。
先月の方は、幸運にも数人の方から入会しなかった理由が聞けました。
ホントはそれが一番聞きたいのですが、通常はもう来ないので聞けないのです。

理由を聞けた全員が上げた理由が

「暑すぎるから」。

うん、うちへの入門は止めておいた方が良いでしょう。
これぐらいの暑さに耐えられないようでは先が思いやられます。
世の中、辛い事がたくさんあります。
考えてもどうしようもないこと。
そして耐えるしかないこと。
人生にエアコンは無いです。

夏は暑いんです。大昔から決まっています。
確かにうちは暑すぎるかもしれませんが、出席している生徒はみんな一生懸命に、そして楽しんで稽古しています。

「困難に自ら立ち向かい、そしてそれを克服する。」
それが武道教育です。

「押忍」という言葉は、「押して忍ぶ」の略語です。
困難なことに対し、受け身で耐えるのでは無く、自ら前に進んで押して耐えるということです。

道場で「押忍」という言葉を発したからには絶対に引いてはいけない。
昔は稽古の度に口うるさく言われていました。

「押忍」はだだの挨拶ではありません。
強い心を持っている者同士の合言葉、またはこれから強い心を持とうとしている人の決意の言葉なのです。

道場生のみんな、水分補給をちゃんとしていれば室温40℃でも平気な事が今日分かったね☆
今日来た子供も一般部の生徒も、心が一回り強く・大きくなっているはずです。