話を聞く

上達するためには、目標設定をすること。
小さなことや、すぐに達成できそうなことでも、明確に設定した方が良いです。
例えば、「やせたい!」ではなく、
「○圓笋擦燭ぁ」とした方が続きます☆
そして、小さな成功体験を重ねることで自信を深め、更なるレベルアップが望めます。

空手は、白帯から始まって、階段状に上達していくシステムになっています。
このシステムこそが、誰もが強くなれる、上手くなれる秘訣だと思います。

そのようなシステムなので、指導もしやすいです。
白帯の人はこの技、オレンジの人はこの技、と分けて教えることができるからです。
しかし、教わる側が人の話を聞いていないと、せっかくの良いシステムも活かせません。
私はジュニアクラスの稽古では、基本的に同じことは二回言いません。
教え方が悪かった、言葉が足りなかったかなと思った場合は補足しますが、一度しか言いません。
しっかり聞いていないと、何をするのか分からなくなるようにしています。
厳しいですが、稽古時間中は神経を研ぎ澄ませておかねばなりません。
「成功体験が大切」と最初に書きましたが、「失敗体験」はそれ以上に大切だと思っています。
「聞いてなかったからできなかった。とても困った。」
こういう体験をすると、途端に話をよく聞くようになります。
空手の技を覚えることも大切ですが、「人の話を聞く」ということもしっかり身につけてほしいです。
話を聞ける子が多くなってきましたが、まだまだの子もいます。
まずはそこからです。