教える

審査会を控えて、居残り稽古をする人が子供も大人も増えてきました。
今日、私が道場を出た時間は0時を回っていました。
熱心に稽古に取り組んでいるので、私も熱がはいりました。
気が付けば、ラジオから0時の時報が☆
明日もあるので、その後20分ほど稽古してからお開きにしました。

審査が近づくと、もう技をマスターできている子を、まだ覚えきれていない子にマンツーマンで付かせて教えさせます。
これは、マンツーマンが最も効率良く教えれるということと、教える子も言語化することでより理解が深まる、そして、先輩後輩の絆や友情が芽生えることを祈ってです。
遠くから見ていると、本人は上手いのに教えるのは下手な子もいるし、あまり上手くないのに教えるのが上手な子もいます。
手取り足取りで教える子もいるし、自分がして見せて真似をさす子もいる。
自分は座って言葉で教える子もいます。
それぞれの個性が見れて面白いし、教え方の参考にもなります。

私の経験からですが、人に教えると理解が深まります。
私は学生時代、テストが近くなると、自分が理解したことをやたら人に教えていました。
自分が理解する際に、「どうやって教えようか?」と考えながら勉強すると、凄く頭に入ったのでした。

私から指名で、
「おい、○○に△△を教えてくれ」
と言われる子。
教えることも立派な稽古です。
教えれるようになったら、その技・型をマスターしたと言えます。
出来るようになった時点で満足しないで、その先まで頑張ってください。