著名な山本五十六氏の語録に
「やってみせ
言って聞かせて
させて見せ
ほめてやらねば
人は動かじ」 がありますね。
空手の場合で考えると、大人と子供では状況が変わってくると思います。
大人の場合だと、やってみせるのは指導者(私)。
理論、理屈、理想を言って聞かせるのも指導者(私)。
させてみせるのも指導者(私)。
ほめるのも指導者(私)。
子供の場合だと、やってみせるのは指導者だけでなく、親も含まれたりします。
言ってきかせるのは、親の方が割合が多かったりします。
指導者は週に数回、僅かな時間しか顔を合わさないのですから。
させてみるのも同様。
「子供の頃は親に無理やりやらされてました」、なんていう一流選手はどんな競技に限らず多いです。
そして、子がほめてほしいのは親でしょう。
先生に褒められるのも嬉しいかもしれませんが、お父さんやお母さんに褒められる方が絶対に上です。
この前の香川交流大会で上位に入賞した子が嬉しそうに言ってました。
「お父さんとお母さんが凄く喜んでくれた!」と。
稽古や試合を見て、ふがいないと思う我が子を叱るのは仕方がないかもしれません。
しかし、ひとつ叱るならば、ひとつは褒めてあげてほしいです。
全部が全部ダメということは無いでしょう。
「ほめてやらねば 人は動かじ」です。