太陽と…

東道場で審査結果の発表をしました。

「えっ!?
うちの子が昇級できてるんですか???
エイプリールフールってことは無いですよね????」

と、あるお母さまが☆

ウソではありませんのでご安心を♪
結果ではなく、頑張ったコトをたっぷりと褒めてあげて下さい。

前回は飛び級者が少なかったのに、今回は多いのでは?
ん?今回は甘かったの?

と思われている方がいらっしゃるようですが、決してそうではありません。

私の造語ですが、「ブラックホール受審者」というものがあります。
反対の意味の言葉が、「太陽受審者」です。

太陽受審者とはその言葉の通り、自分が光り輝き、そして周りの人物にも良い影響を与える人物です。

ブラックホール受審者はその真逆です。
ダラダラ・チンタラする。
余力があるのに全然力を出し切らない。
そしてその負のエネルギーを周辺にも振り撒く。
影響されやすい子には、負の連鎖はあっという間に広がっていきます。
負の連鎖は凄まじい力を持っています。

前回、東道場も成合道場も、オレンジ帯にブラックホール受審者が複数名おりました★
みるみる伝染していき、オレンジ帯の移動稽古や型はまるでお通夜のような静けさ…
成合道場のきよはるが東道場に受審に来ていました。
(最近稽古に来れていないけど元気にしていますか?)
彼は普段の稽古では太陽系の子です。
その、きよはるまでもがブラックホールに吞みこまれてしまいました…
成合道場の方もブラックホール受審者が複数名おり、体力審査の科目時、上級を受審している子の力まで奪っておりました。
ブラックホールに呑みこまれてしまった上級者は、お陰で後で私に怒られることに…

ブラックホール受審者がいると、真面目に真剣にやっているのがバカらしくなってしまうんですね。

「自分ひとりぐらい返事や気合いを大きな声でしなくてもバレないだろうからしなくてもいいや」、って感じで、結果的に全員が小さな声になる。

「赤信号、みんなで渡ればなんとやら」、と同じで、腕立て伏せやスクワットも、いかげんなフォームでちょこっとやって、みんなで一緒にすぐにギブアップしてしまう。

こんなことに呑まれない、強い精神を養うのが稽古です!

ということで、前回の審査会ではオレンジ帯の受審者に特に厳しい結果になりました。
そのような悪の誘いに呑まれてしまった上級者は追審査となりました。

で、今回。
東道場は白帯にブラックホール系の子がいて少しやばかったですが、ごう、あきら、まなとが太陽となってなんとか頑張りました。
オレンジ帯は、ひなが真夏の太陽のように輝いていました☆
みんな、ひなに引っ張られて青帯になれたようなものです。

成合道場では、一般クラスに再入門の白帯が数名いたので、周りの影響を受けやすい白帯の子たちは良い影響を受けることができていました。
色帯では、ひろき、かずや、しゅんが光り輝いており、周辺の子を引っ張っておりました。

審査会では、技術も見るのですが、一番見ているのは太陽系かどうかということです。

自分が光り輝く。
そして周りの人にも良い影響を与えるぐらいエネルギーを出している。

それが太陽系の人です。

その人は、社会に出ても活躍できる人物だと思います。

空手道場で身に付けることができるものの中に、突き・蹴りや礼節、そして体力や根性もありますが、そのような人間としての能力もあります。
そのような力を魅力(みりょく)と言います。

頑張って習得し、魅力のある人間になりましょう。