久しぶりの快晴

雨天続きで洗濯物の乾きが悪い日々が続いていましたが、今日は快晴で気持ちの良い一日でした。

 

さて。

過去も含めて現在もですが、

学校で暴力行為を行なう子がいました。

独立して道場を開設させて頂いて20年が経過しますが、6名の名前と顔が思い返されます。

(6名のうち、2名が今年です)

保護者様にお伺いしますと、通っている小学校からは、「空手を習わせるからだ。空手を辞めさせるべきだ」と指導を受ける事が全ケースにおいてありました。

空手を辞めさせると暴力行為がなくなる、と小学校の先生が言う、と。

考えてみて下さい。

他の圧倒的大多数は、そのような愚行をしません。

空手を習うと学校で弱い者イジメをするようになるというのなら、少なくとも道場生の半数以上は愚行を行なう子でないと説明がつきません。

実際のところ、20年で6人です。

千人以上の中で、たった6人です。

 

そして。

この6人には共通項があります。

それは、「弱い」ことです。

試合、怖がって出ません。

出ても逃げまくって一回戦負けです。

そして2度と試合に出ません。

 

七転び八起きの精神は全くありません。

一転び一諦め。

一転び百他人のせい。

 

組手競技から逃げて「型だけ出る」などとたまに言いだしたりますが、そんな精神性なので勝てるはずもありません。

稽古では、幼稚園児や弱い子とスパーリングで相対した時はめちゃくちゃ攻撃します。

同学年や強い子との時は、攻防を一切せずに逃げ回るか、目の前でマネキンみたいになって一切動こうとしなかったりします…

 

そうです、ズルいのです。

なぜこうなるのか。

じっくり考えなければならないし、

解決に向けて努力しないといけないのですが、

「小学校の先生に言われたので空手を辞めさせます」と保護者様が短絡的に考えてしまうケースがほとんどでした。

中には、「空手なんてさせなければ良かった」と捨て台詞をはかれたこともありました…

 

実は、このようなお子さん(親も)こそ、実は武道教育が必要なのです!!

 

真剣に週に数回の稽古をして、

試合にもたくさん挑戦するようになれば、

実は上記のような問題行動は無くなるのです。

上記のような、社会生活を送る上で困った性質を持った子であってもです。

 

上記のようなケースも含め、子どもたちには「人の痛みを知る」という経験、武道の試合を通して学んで頂きたいです。

それは、肉体的にもだし精神的にも。

肉体的暴力もありますが、言語による精神的暴力もあります。

問題行動を起こす子の多くは、肉体的暴力だけでなく、言葉による威圧や暴言をぶつける事が多々あります。

 

三歳半までの家庭環境で人間性は構築されるといわれています。

親の普段の言動、お子さんに大きな影響を与えています。

人の悪口や影口をお子さんの前で言っていると、お子さんの人間性を大きく崩します。

身内へのウソも同じです。

車の運転の仕方も大きな影響を与えるそうです。

急いでいるからといって、交差点のコンビニの駐車場を使って「ワープ」していませんか?

絶対に辞める事の一つと言われています。

お子さんが、自分の利益のためならズルをしても、ウソをついても良いんだ、という発想をする人間に育っていきます。

 

「子は親の鏡」と昔から言われます。

親が育てたように、

親が見せた後ろ姿のように、

お子さんは育っていきます。

 

高松西道場・キッズクラス。

ジュニアクラス。

基本稽古・型稽古の後は、小6生のお別れ組手会としました。

全員と手合わせして、最後はガッチリと握手。

今年は三名でした。

三名とも、立派なスピーチをしてくれました。

20周年の年の少年部卒業生。

ゆうき君は今日で最後の稽古でしたが、

りゅうひ君とゆきむね君は中学生になっても空手道修行を継続してくれるそうです。

節目まできちんと出来た事、一生の財産となります。

これからのみなさんの活躍が楽しみです!

 

ゼネラルクラス。

基本・移動はいつもより短めで。

そして、今日のメインのミット打ちへ。

みなさん、ナイスファイトでした。

 

小休止を挟んで突きの技術を磨き上げました。

そしてスパーリング祭り。

オヤジ組が一番気合いが入っていました。

若者、もっと頑張れ!!

 

さて。

今週土曜日の高松西道場は第5週休館の予定でしたが、自主トレとして道場開放をすることになりました。

私は所要にて行けませんが、松葉師範代が道場を開けてくれます。

19~21時、マスターコースの方と、中学生以上で3月度の稽古出席が7回以下の方は高松西道場を自主トレ利用できます。

稽古指導は行いませんので、自主トレ出来るレベルの年齢から参加可能といたします。