今年最後の帯研

一年間の帯研、お疲れ様でした。

当道場の帯研は試合の練習ではなく、武道としての空手道を稽古をしています。

健康法であったり、武器術であったり、護身一本組手だったり。

もちろん、フルコンタクトルールの組手稽古も行います。

ちなみに、これらが昇段審査の二次試験の科目となっています。

今日は先月に行った一次審査でグレーゾーンだった1名の型の再試験から開始。

 

稽古の成果を発揮してくれて、見事合格を勝ち取ってくれました✨

これで、3名全員が再来週の二次審査に進めることになりました!

 

過去、多くの先輩方が昇段審査に挑戦し、クリアしてきました。

もちろん私も初段から五段まで、5回の昇段審査を受審させて頂いてきました。

どの昇段審査も過酷で、心に強く残っています。

楽勝だったら、何の感動もなく記憶にも残っていないでしょう。

 

昇段昇級審査は、クリア出来る保証等あらかじめされていません。

決して容易ではありません。

特に新極真会の段の取得は、かなりの難易度となります。

それに対し、

自らの意思で挑戦を表明できました。

だからこそ価値があります。

 

「頭は低く目は高く

口謹んで心広く

孝を原点とし他を益す」

 

上に記した、大山総裁の遺された「極真の精神」を真の意味で理解できておれば、

必ずクリア出来ることでしょう。

受審許可の出た4月からの8カ月間、十分に稽古を積み重ねてきました。

10人組手に挑戦する3人、最後まで心をキレイに、そして感謝の気持ちを忘れずに。

心がキレイな人じゃないと、黒帯は締められません。

 

昇段審査で審査するものは、体力や技だけではありません。

「心」が最も大切です。

本人はもちろん、保護者のみなさまも、キレイな心で臨んで下さい。