嬉しかったこと

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太田道場では、稽古後にモップ掛けをします。
最初は私がしていました。時間が掛かるから高学年の子に手伝わせていたのですが、前回ぐらいから何も言わなくても子供達が自主的にモップ掛けをするようになりました。
私は稽古中に、「言われる前に気付け」ということを良く口にします。帯が緩んでいることや、列が乱れていることなど。

私が昔、道場の先輩によく言われたことが、「言われる前に気付け」でした。道場では単に空手の技術だけではなく、常に自分を客観視する、周りを観察する（いわゆる、「空気を読む」というヤツ）ことの大切さを教え込まれました。
このことは、大学を出て就職してから凄く役に立ちました。
お前は若いのによく気がきくなと先輩や取引先の方に言ってもらえました。
このことから、私は子供達に、しょっちゅう「言われる前に気付け」と言います。早いうちから習慣化しておいた方がいいですから。

前置きが長くなりましたが、うちに長く来ている子たちが言われる前に気が付くようになってきました。そうなってくると、最近入った下の子も真似をし始めます。非常に良いスパイラルが出来上がります。

はるか、モップ掛けを率先してやってくれてありがとう。
それを見て、他の子も出来るようになりました。ミットの片付けもしてくれました。

試合で勝ってくれるのも嬉しいけど、みんなが人として成長している姿を見せてくれるのが一番嬉しいです。