面白さ

試合用の組手から少し離れて、今日は「ほどき技」をいくつか教えようと思ってました。
結局、時間と習得度の関係で一つしか教えれませんでしたが…
組手中心のハードな稽古もいいのですが、空手の面白さをみんなに知ってもらいたいから、我が道場では武器術・ほどき技を子供にも教えています。
武器術は女性と子供の護身に最適な技だと思いますが、下手すると他人に大ケガをさせてしまう術でもあるので、ある程度以上の子にしか教えていませんが。
ほどき技はもの凄くたくさんの種類があります。
以前基本的な技を教えたのですが、今回は少し難しい技を教えました。
上手く出来る子は残念ながらいなかったのですが、基本の裏拳打ちの重要性に気付いてくれたかなと思います。
何を言っているかよく分からないかも知れませんが、今日稽古に出た生徒たちは分かるはず☆

競技試合中心の稽古を続けて、試合独特のテクニックを教えて…
確かに試合で勝つ子は増えるかもしれません。
しかし、稽古についてこれない子が増えて、辞めていく子も増えると思います。
それはそれで良いという人もいるかも知れませんが、私はそうは思いません。
なぜなら「空手というものは、弱い人のためにある」と思っているからです。

かといって、黒帯のハードルを下げる事は絶対にしてはいけません。
「新極真黒帯」という、先輩方が築いてこられた「たか~~~い」ハードルを将来的に全員に越えさせる指導をしているつもりです。

総合的に強く・上手くなってもらいたい。と同時に、空手の面白さを存分に体感してもらいたい。

ただ、競技試合が弱いと説得力が無いですね。
出るからには勝たないといけません。
11月は中四国交流があるから、9月ぐらいから組手の量を増やしていきます。
それまでは、基本・移動やほどき技と型などを、身につけてほしいと思います。