押忍

昨日の一般クラス選手稽古にて、感心したことがありました。
それは何かと言いますと、私が指示したメニューに対して、誰ひとりとして、
「え~っ!!」
を最後まで言わなかったことです。
気力と体力が続く限り、各々が限界に挑んでいました。
このような態度で稽古に臨んでいたら、強くならないワケがありません。

さて、今日の太田道場にて。
寒いので稽古の冒頭に補強運動をたくさんさせました。
一種目説明する毎に、
「え~っ!!」
の声を発する子が数名。
そのような稽古態度に対して、今日は口頭で注意しました。
彼がどのくらい理解できたかはよく分かりませんが、今後に期待したいと思います。

いつも道場で言っている、「押忍」という言葉には、
「尊敬」「感謝」「忍耐」という意味が込められています。
つまり、稽古中は指導者や先輩に対して尊敬の気持ちを持ち、稽古仲間に対しては感謝の気持ちで接し、自分自身は忍耐の二文字を常に心の中に持たなくてはなりません。

白帯や橙帯の人が「え~っ」と言うのを聞くと、
「まだまだやなぁ」と思います。
しかし、青帯以上の生徒が「え~っ」と言うのを耳にすると悲しくなります。

稽古中の返事は「押忍!」です。