マナー

マナーって何でしょう?

私の解釈では、
「他人に迷惑をかけたり、不快な思いをさせないこと」
だと思っています。

見学とは、「見て学ぶ」と書きます。
正座して見ろ。
私語は一切禁止。
とは言いませんが、もう少しマナーに気をつけていただきたいと思います。
道場生であれば、稽古のしんどさを知っていると思います。
よって、腕組みや脚組みでの見学はお断りしています。
たまに来られるお父さんだと、子供の運動会を見ているような感じになっている方もおられて、缶コーヒー片手に眺めていらっしゃる方も見られます。
これもお断りさせていただいています。

稽古という言葉は、「古きことを稽(かんが)える」という意味です。
難しいんです。
そして、精神修養が一番の目的です。
幼い子供には稽古に取り入り易くするために、レクレーション的なモノを間に挟んでいますが、稽古は基本的には「耐える」ことが多いものです。
耐えることを「忍(しの)ぶ」と言います。
引いて耐えるのではなく、自ら前に出て耐える。
つまり、押して忍べ、と。
だから道場では、「押忍(おす)」と言います。

押忍と言っている子供を見ている間は、見ているのであれば同じ気持ちで応援してあげて下さい。
小さな体で、精一杯稽古をしています。

下のお子さんの都合などできちんと見られないのであれば、申し訳ありませんが子供たちの目の届かない所へ移動してくださればと思います。
私語についても同様です。
話すなとは言いませんが、稽古している子供たちに聞こえないように話すという気遣いがほしいと思います。
道場は、このような「マナー」を、子供に教えるのに格好の舞台です。
親がしていることを子供は真似ます。
マナーや挨拶などの礼儀作法を身につけてほしいのであれば、まず親がきちんとすることです。

「そんなこと分かっとるわ」と思われる方も多いと思いますが、今一度よろしくお願い致します。