膝サポ

空手の稽古というと、怪我をするイメージがあるかもしれません。
しかし、実際のところは球技に比べたらほとんど怪我をすることはありません。
野球やサッカーの方がよっぽど怪我をする率が高いのです。

そして、突きや蹴りを打たれるとダメージが非常に大きいと思われがちですが、サポーターを着けて行なうスパーリングではダメージもほとんど残りません。
こちらの場合も、球技においてボールが当たる方がよっぽど痛いし後に残ります。

では、空手ではどういう場合に怪我をするのでしょうか?

それは、ほとんどが組手やスパーリングの際の「自爆」です。

相手の肘や膝を突いた、または蹴ってしまった、
蹴りを捌かれた際に変に足を床に着いてしまって捻挫した、
などが主なモノになると思います。

おそらく、怪我の7~8割が「自爆」だと思います。
残りの2~3割が、相手の攻撃を受けきれずにもらってしまった場合の怪我になると思います。
打たれての怪我は、相手の動きや思考を読むといった技術が未熟な初心者の段階に見られるもので、ある程度組手慣れをしてくればほとんど無くなってきます。

その自爆ですが、「膝サポーター」をお互いに装着していたらかなり減ります。
蹴りを膝で受けられても、互いに同時に蹴ろうとした際に自分の膝と相手の膝がぶつかってもダメージは最小限に抑えられます。
また、膝蹴りのダメージも大きく減るので、相手を怪我させてしまう確立の高い上段膝蹴りや脇腹を狙った膝蹴りがクリーンヒットしたとしても、相手のダメージを最小限に抑えることができます。

当道場では、膝サポーターは着用義務にしていませんが、なるべく着用してほしいと思います。

さて、今日は全四国大会選手の強化練習でした。
今日から実戦編へ突入です。
先週までよりも量も質も随分上がりました。
全四国大会まであと三回です。
逃げずにしっかり頑張って下さい。