教科書

今日、第5回世界大会のDVDを道場で見ていました。

世界大会は、体重無差別で行われます。

そのような事情もあり、歴代の世界チャンピオンは、緑代表を除いてみなさん重量級の選手です。

そう、緑代表だけが、軽量級の選手なのです☆

今日見たDVDですが、ダイジェスト版ではなく、厳選された30試合がノーカットで収録されたDVDです。

南米の選手の前足の使い方やカカト落としのバリエーションも勉強になります。

ヨーロッパの選手の倒す一発も勉強になります。

そして何よりも、緑代表の組手です。

緑代表の組手は、

「体格にハンデのある選手が、如何にして重量級の選手と戦うか?」

という疑問に答えるような内容です。

上段蹴りばかりが注目されることが多いようですが、

間合いの操作、

飛び込みや回り込みといった運足、

前足での蹴り分け、

軽量級とは思えない強い突き、

破壊力抜群の中段廻し蹴り、

そして、絶対にあきらめない「心」が見られます。

まさにフルコンタクト空手の組手の教科書です。

その中に、故アンディ・フグ選手の試合がありました。

第4回世界大会時の超人的なパワーは見られなくなっていますが、組手の上手さはやはり凄いです。

「やっぱりアンディ・フグは凄いなぁ」

と、一緒に見ていた子供たちに話しかけたのですが、みんなつれない返事で…

あれっ?

もしかして、

アンディ・フグを知らないのか!?

聞いてみると、アンディ・フグを知っている道場生は皆無でした★

考えて見ると、私が入門したのは今から25年前。

今年が第10回世界大会です。

4年に一度ですので、第5回世界大会は約20年前。

ジュニアクラスの子たち、誰も生まれていません☆

というか、ご両親の結婚もまだかと。

これが「ジェネレーションギャップ」というヤツなのですね。

初めて実感しました…