型稽古

水曜日の朝は、丸亀南道場の型クラスから始まります。
いつもは平均年齢も高いので、武道としての型稽古を行っています。
実用的に、というのももちろん頭の片隅にはありますが、
生涯武道としての稽古、というのがメインです。
基本稽古をゆっくりじっくり行って、型の稽古に入ります。
型の稽古は、いわば「頭と身体の健康体操」にもなります。
足腰を中心に身体を鍛え、脳の劣化を抑える、と。
武器術の稽古も、手先が刺激されて、脳に良い影響があるのではないかと考えます。
で、今日。
ドリームフェスティバル全国大会の型部門に出場する、若い選手が稽古に来てくれました☆
平均年齢が、グ―――ッと下がりました☆
前半はいつものペースで稽古を行いましたが、
後半は、「競技で勝つための型」を稽古しました。
同じ型を打つにしても、
競技として考えると、また違ったモノになります。
競技型の稽古は、体力的にかなりハードになります☆
私が思いますに、
型は誰もが出来る稽古で、そして誰もがある程度強く・健康になれるものだと。
先人が遺してくれた、とても素晴らしい稽古法のひとつだと思います。
そこから一歩進んだ「競技の型」は、
実は、組手以上に向き不向きがあり、
競技選手として成功する為には、競技型への才能がかなり大きなウエイトを占めているのかと。
そして、ドリームだと「3-2」や「4-1」の判定で決まる事が多く見られます。
「5-0」って、あまりないんです…
ということは、審判の好みによる、と考えられます…★
ドリームの型部門で勝つのは、ある意味で本当に難しい事です。
では、どのような型が審判の好印象を受けやすいのか?
私なりに答えがありまして、
私の考えをみなさんにお伝えしていますが、
実践するのは本当に難しいようです。
残り少ない期間ですが、組手の試合もあって大変だとは思います。
頑張って下さいね。
昨年はベスト8賞に入賞した子もいましたし、過去には3位に輝いた子もいますから♪
夕方からは高松西道場へ。
キッズクラスは、今日はストレッチとハンドミットを用いた上段蹴りの稽古をたくさん行いました。
みなさんとてもよく頑張ってくれました☆
ジュニアクラスも猛暑の中でしたが、ハードな稽古を消化してもらいました。
もちろん、楽しい外休憩をたくさんで♪
夏の稽古は辛く苦しいですが、一年の中で一番強くなれる時期でもあります。
夏の稽古で、「貯筋」出来ます。
「貯金」じゃなくて、「貯筋」。
たくさん「貯筋」できた子は、秋の大会や冬の大会で活躍できますから♪
夏の間に、たくさん貯筋しときましょうね☆
ゼネラルクラスも多数の出席で盛り上がりました!
今日は「基礎技術を完璧に」をテーマに前半の稽古を。
後半は、最近の試合で有効な技術についてのミット稽古を。
ラストはスパーリングで総合演習を。
居残り稽古では、
型を磨く人、ケトルベルを振る人、無理せず身体を休める人に分かれて…
どれが「正解」というのでもありません。
みなさんの自由です。
それぞれのカラテライフを過ごして頂けたら。
ちなみに、
「自由」というのは、「自らに由る」と書きます。
自分が取った行動が、後に必ず自分に返って来るという事です。
何をやっても良い、何もしなくても良いというのが「自由」ではないのです。
全て自己責任ですよ、というのが「自由」の意味です。
無理や無茶は必要ありませんが、自由を上手く使って頂けたらと存じます。
型稽古が、自由の真の意味を教えてくれているような気が、私はしています。