男の子には、「強くなりたい」という本能があります。
性格的に、攻撃型の人と防御型の人に分かれます。
アグレッシブにドンドン前に出ていく名物社長は攻撃型の典型なのかと思います。
ちなみに私自身は防御型です。
私の試合や組手を見た事がある方は分かりますよね。
得意技はカウンター攻撃がほとんどで、
出来れば相手に大きなダメージを負わせないで勝利出来る、足払いが最も得意技だったりします。
今では空手の師範をしていますが、
元々は他人と戦う事が嫌いで空手を始めたという変わり者です(笑)
自分がめちゃくちゃ強かったら、誰とも戦う事はなくなるのではないか?と。
よし、めちゃくちゃ強くなろう!と。
強くなるために、
いや、めちゃくちゃ強くなるために稽古をしました。
師や先輩後輩に恵まれ、日々激しい稽古を積み重ねました。
数年後には大会でも優勝出来るようになりました。
他人と戦う事が嫌いだった少年が(笑)
そして時が過ぎ、
師匠の勧めを請け、
自分の道場を持たせてもらうようになった時、
タケミカヅチノオノカミの話を知りました。
「タケミカヅチノオノカミ」は武道の神様です。
いわゆる「武神」です。
その武神、対戦の逸話がたくさん残っているのかというと、実は誰とも戦った事がない、と。
何故なら、人格がとても高く、敵が全く出来なかったからだと。
武道を学ぶ人間の全てが目指す域はここなのです。
私は何も知らず武道の道に入りましたが、最初からタケミカヅチノオノカミに憧れていたということになります。
多分、タケミカヅチノオノカミは、
力も強く、武芸も素晴らしかったのでしょう。
そして、誰からも好かれる素晴らしい人格で。
あ、
その要素を兼ね備えた実在の人物、
一人だけ知ってます。
私の師匠(=緑 健児)です。
世の中、色々な事が繋がっています。
本当に驚くことがたくさんあります。
我々凡人は、
攻めるも守るも、強くなくては出来ません。
なので、強くなるための稽古が必要です。
で、戦わないために強くなる。
私の道場はそういうところです。
試合は、強くなるために必要な稽古だと考えています。
真の「天下無敵」になるため、稽古を積み重ねましょう。