はきものをそろえる

「はきものをそろえると心もそろう
 脱ぐ時にそろえておくと心が乱れない
 乱れていたら だまってそろえておいてあげよう
 そうすればその人の心もきっとそろうでしょう」

昔見た標語(?)です。
なぜか心に響いたので、今も暗唱しています。
道場で、私は靴をきっちり揃えて靴箱に入れます。
道場主という立場上、当然の事なのですが。
揃えていない生徒がいると、あまりにひどい時は注意しますが、ほとんどの場合は何も言わずに私が揃え直します。
(帰りに気づいているかな!?)

大会に行った際も、トイレに行った時はトイレのスリッパを全て並べ直すようにしています。
トイレのスリッパも揃えられない選手が、勝ちあがるワケがありません。
トイレのスリッパの乱れを直さない指導者が、良い指導が出来るはずがないと思っています。

今日の太田道場では、全員がきれいに靴を揃えていましたね。
親御様のしつけと、日々私が乱れている靴を揃えてきた成果が出てきたのでしょうか。
今日の稽古中、立位からの正座について厳しく指導しました。
「礼に始まり礼に終わる」と言いますが、稽古の開始と終了だけでなく、道場に一歩足を踏み入れた時から稽古が始まっていると考えて下さい。
履物を揃える事も空手の稽古です。
揃えられていない他者の履物を揃えることも稽古です。