当道場にも、指導員を任せている者がいます。
ようやく指導を任せられるレベルの人間が育ってきました。
任せられるレベルだからといって、指導が上手く出来るというわけではありません。
やはり、経験を積まねばなりません。
ようやく指導を任せられるレベルの人間が育ってきました。
任せられるレベルだからといって、指導が上手く出来るというわけではありません。
やはり、経験を積まねばなりません。
さて、その指導員のひとりが、先日悩んでいました。
組手において、ある生徒の間合いの取り方がおかしいのだが、どのように指導したらよいのだろうか?と。
ある白帯の生徒が、肩からぶつかっていく組手をするそうです。
当然間合いが詰まるため、効果的な攻撃はできません。
技にはそれぞれ適切な間合いというものがあります。
間という言葉は、空手を修行する上で非常に大切な言葉だと思います。
間(ま)が違うのを「間違い」といいます。
間(ま)が抜けているのを「間抜け」といいます。
「間」は重要です。
人の間(あいだ)と書いて「人間」。
時の間(あいだ)と書いて「時間」。
世の間(あいだ)と書いて「世間」。
「間」が入るとスケールが大きくなるような気がしますね。
組手の間合いの操作は、人間関係の距離感に相通ずるものがあるように思います。
近すぎてもダメ。
離れすぎていてもダメ。
「これ」という正解も無い。
その場、その時によって常に変わるもの。
とても難しいですね。
それをどう教え、導いていくのか。
悩んでいた担当指導員の腕の見せ所です。
期待しています。