審判練習

金曜日の一般夜間クラス終了後、試合における審判の練習をしました。
簡単に思われるかもしれませんが、審判は非常に難しいです。
そういうわけで、練習は深夜にまで及びました。
日曜日の道場内練習試合ですが、試合をする選手はもちろん、審判の練習も兼ねています。
その辺り、ご容赦くださいませ。

審判の練習を指導していて、毎度思うことがあります。
ルールを利用して、勝ちを拾う組手が出来るのです。
もちろん相手との実力差がかなりあればできませんが、そうでない場合はやりようによったら可能です。
実際に私が審判をしていた試合で、そのような「手」を使って勝とうとした選手を何人か見たことがあります。

相手選手の手の小指が自分の顔に触れただけで、顔を両手で押さえながらもんどりうって倒れた選手がいました。
「顔を手で殴られました!」というアピールをする為でしょう。
新極真会ではない道場の選手で、確か小学二年生だったと思います。
弱い選手ではなく、その子は強かったのです。
突きも蹴りも良いし、動きも良かったです。
何がその子をそうさせたのでしょうか?
想像の域を出ませんが、非常に残念なことでした。

試合後、その子を捕まえて、
「君は強いんだから卑怯な真似はするな」
と注意しました。
「オス」と言ってうつむいている姿が、なんとも可愛そうでした。

うちの道場の子にいつもこう言います。

結果はどうでもいい。

これは、卑怯なことをせず、精一杯全力で戦ったのなら勝っても負けても恥ずかしいことなんか全くないからです。
特に子供においては結果は全く関係ありません。
普段の努力の方が大切です。
私はそう思っています。
普段努力をしている子は、結果も出るようになってきます。

日曜日の試合、結果のみにこだわるような試合だけは絶対にしないでください。
また、保護者のみなさんも、普段の頑張りと試合の内容で評価してあげてください。