親と子ども

日々、春から夏に変わってきているなと実感する事が増えてきました。
季節の変わり目は、体調を崩しやすいです。
そして、心のコンディションも崩しやすい時期です。
元々内向的な性格のお子さんは、この季節の変わり目が本当にしんどいようです。
     

内向的な子どもは、基本的に「無気力症」の子が大多数です。
そして、一日中テレビゲームをしているというような、
「ゲーム依存症」になる子が物凄く多いです。
     

また、「予期不安」が人並み以上に強いという傾向もあるので、
幼い頃には母親から極端に離れる事が出来なかったり、
(逆に離れすぎて、しょっちゅう迷子になる子もいます)
審査会や試合といった、「挑戦系」のイベントを避けようとしがちです。
この子たちは、外見上の特徴として、
「抗重力筋」が凄く弱い傾向があるので、
姿勢が悪く、真っすぐ立っている事が苦手です。
体の柔軟性が、ものすごく高い子も多いです。
反対に、ありえない位に硬い子も同じ位多いです。
普通ぐらい、というのが無いのが特徴になります。
     
保護者様におかれましては、
その辺りを十分に理解して、お子様と接して頂きたいです。
     

「やるん?やらんの? はっきりしなさい!」
「そんなんだったら辞めてしまえ!!」
     

この二つの言葉、上記の性質を持ったお子さんには、
絶対のNGワードです★
     

煮え切らないお子さんの返答に、「イラっ」とする気持ちは分かります。
でも、お子さんを作ったのは誰でしょうか?
メンデルの遺伝の法則というのを、学生の頃に習いましたよね。
外見がお父さん似だったり、お母さんそっくりという事があるかもしれませんが、
遺伝は必ず、父親50%と母親50%からなります。
お父さんとお母さんの半分半分でお子さんは出来ているのです。
そして、性格はどうでしょうか?
こちらも両親の半分半分が元でありますが、
3才までにほぼ人格が作られると言われています。
どこからスタートかというと、母体にいる時から。
もっと言うと、
妊娠前に、母親に喫煙や飲酒の習慣があったかどうかも大きく影響しています。
     
     

3才までですから、学校や幼稚園は基礎の人格形成にはほとんど影響しない事が分かります。
幼稚園・学校や道場は、基礎から上の部分の構築になります。
基礎は、3才までに一緒にいた人物から大きな影響を受けるという事です。
それは誰でしょうか?
     
親ですね。
     

お子さんは、身も心も親から出来ています。
(当たり前ですが)
過去は変えられませんが、今から変える事は出来ます。
お子さんの性質を十分に理解してあげて、
その上で前向きに進んで行ける指導を、
親と道場で協力して行って行きたいと思います。
     

無気力症の子のお尻を叩いても仕方ないのです。
あらゆる方法を考えましょう。
案外、親が一緒にやると頑張るようになる子も多かったりしますよ。
     





     

さて。
高松市空手道錬成大会の審判と運営スタッフを募集中です。
対象は、黒帯と茶帯の方です。
黒帯は試合への参加はどちらでも構いませんが、
茶帯は試合に参加している方を限定します。
     

小6以上の茶帯で、審判をしてみたい人はお申し出下さい。
茶帯は事前に動作を教えます。
そしてテストします。
覚えれていない場合は審判には入れませんのでご了承下さい。
また、実際の試合になって審判動作が出来ない場合もあります。
その場合は、途中で審判を変わってもらう場合があります。
     

厳しい事を書きましたが、試合をしている選手は真剣です。
審判も、選手と同等、いやそれ以上に真剣でなければなりません。
     

審判も経験です。
最初から完璧に出来るはずはないと思います。
成長できる折角の機会だから挑戦してみる!という方、大歓迎です。
茶帯のみなさん、勇気を出して審判も挑戦してみませんか?
(3審制で、2人は審判経験の多い黒帯の先生が必ず入ります)